無線LANの2.4Ghzと5GHzの違いについて

おはようございます!
こんにちは!
こんばんは!
オーエープラザ店長の桑原です!ちょき

皆さんのお使いのWifi機器に

2.4GHzと5GHzの2種類の周波数があるのをご存じですか?

328.jpg

無線LANアダプタや、無線ルータを購入するときに、
2.4GHzだけ対応の物、5GHzだけ対応の物、はたまた両方対応しているデュアルバンドタイプとあって

どれを買えばいいのか?どっちを使用するべきかよく分からないですよね…わからん

まずこの2つの特性の違いから紹介します下向き矢印

◆通信帯域の違い◆


2.4GHzは色々な製品で使用されている無線帯域です

スマートフォン、ワイヤレス機器、ゲーム機、家電などで広く普及している周波数なので、それらの機器がある場合

2.4GHzは混雑して不安定になりやすいです

また部屋越しにも影響を受けることもあり、アパートなどではお隣の電波を拾ってしまうこともあります

対して5GHzは、基本的にルーター以外で使用されない帯域ですので

非常に繋がりやすく安定していますきらきら

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◆通信範囲の違い◆


5GHzは欠点として、2.4GHzと比較して壁や床などの障害物に弱く、また通信距離が長くなると電波が弱くなります

なので部屋を跨いでの使用には5GHzは不向きと言えます

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◆通信速度の違い◆


下の表のように、Wi-Fi規格にも世代がありますが

単純な通信速度としては、後発の世代の5GHzの方が断然上ですいなずま

無題.jpg
wifi_speed_fast_l.jpg

◆普及率の違い◆


2.4GHzは大抵の各Wi-Fi端末が対応していますが、
旧世代のWi-Fi端末の場合、5GHzに対応していない場合があります

無線LANアダプタや、無線ルータを購入するときは
Wi-Fiを受信したいお使いの機器をお確かめの上ご購入ください

90220-02.jpg


以上です

結論としては
基本的に通信速度の速い5GHzを使い
やむを得ない事情(部屋を跨ぐ、受信機器が未対応など)の時だけ2.4GHz帯を選択する

のがベストかと思いますOK

また電波干渉に関してですが、
物理的に距離を置くことである程度干渉を防げます

具体的には、パソコンに挿したUSBワイヤレスアダプタがUSB無線LANアダプタと隣り合っていると干渉を起こしやすいので
USBハブを使用して距離を離すなどが効果的ですグッド

ちなみに最近では2.4GHzと5GHz両対応で、なおかつ通信環境によって
ベストな通信速度になるよう自動で周波数を切り替えてくれるルーターもありますのでオススメですよ!!

それでは、これからもオーエープラザをどうぞよろしくお願いしますウィンク

 

復元ポイントの作成&システムの復元(Windows10&Windows11)

おはようございます!
こんにちは!
こんばんは!
オーエープラザ店長の桑原です!

今回は復元ポイントの作成及びシステムの復元方法について説明します

以前紹介しました「システムイメージ復元」と名前は似てますが、
何が違うのかというと

●保存場所

復元ポイントの作成/システムの復元・・・PCのストレージに復元データを保存する
システムイメージの作成/復元・・・DVDやUSBに復元データを保存する

●復元する物

復元ポイントの作成/システムの復元・・・OSのシステムフォルダを含めたストレージ内のファイルを復元する
システムイメージの作成/復元・・・ファイルだけでなくシステム状態も復元する、システム修復ディスクを使って起動プログラムの修復も出来る

復元ポイントの作成/システムの復元は、やり方も簡単でDVDなどのメディアの用意も必要ありません
パソコンに深刻な不具合が発生しない限りはこちらでも十分です
ただし、PCのストレージに復元ポイントを作成しているので、
ストレージが破損した場合復元ポイントも壊れて読み込めなくなることもあります
また、ファイル同士やファイルとレジストリの間に不整合が発生する事もあり完全に安全とは言えません

つまり用途としては
ファイルの状態、履歴を元に戻したいときはシステムの復元、
PC破損時にファイルを含めて修復したいときはシステムイメージの復元を選ぶ事になると思います

システムイメージを作成する方法(Windows10&Windows11)
システムイメージを復元する方法(Windows10&Windows11)

では復元ポイントの作成方法から紹介します!

◆復元ポイントの作成方法◆


画面左下の「Windowsマーク」を右クリックして「システム」をクリックします

system01.jpg

「バージョン情報」が表示されます
「関連設定」欄の「システム情報」をクリックします

system02.jpg

左側の「システムの保護」をクリックします

system03.jpg

「システムのプロパティ」の「システムの保護」タブ画面が表示されます
「作成」をクリックします

system04a.jpg

「復元ポイントの作成」が表示されます
任意の名称を入力し、「作成」をクリックします

system05.jpg

「復元ポイントを作成しています…」のメッセージが表示された後、復元ポイントが作成されます

このように短い時間でさっと作れてしまうので、気づいたときに作成しておくと安心です

◆システムの復元方法◆


先ほどの手順で、
「システムのプロパティ」の「システムの保護」タブ画面を開きます
「システムの復元」をクリックします

system04b.jpg

「次へ」をクリックします

system06.jpg

復元したい「復元ポイント」を選択し「影響を受けるプログラムの検出」をクリックします

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※該当の復元ポイントが見当たらない時は、このように
「他の復元ポイントを表示する」のチェックを入れると過去の物も表示されます

system08.jpg

「削除されるプログラムとドライバー」ボックスと「復元が見込まれるプログラムとドライバー」ボックスを確認して
問題がなければ「閉じる」をクリックします

(※ここで表示された内容に不都合がある場合は、「閉じる」をクリックして、他の復元ポイントを選択してください)

system09.jpg

復元したい「復元ポイント」を選択し「次へ」をクリックします

system07b.jpg

「復元ポイントの確認」という画面が表示されます
内容を確認し「完了」をクリックします

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「いったんシステムの復元を開始したら、中断することはできません。続行しますか?」と表示されます
「はい」をクリックします

017721m.png

「システムの復元の準備をしています…」と表示され
システムの復元が開始されるので、そのまましばらく待ちます

017721n.png

システムの復元が完了すると、自動的にパソコンが再起動します
再起動後「システムの復元は正常に完了しました」と表示されたら
「閉じる」をクリックします

017721o.png

以上です


また先ほどの画像にもチラッと出ていましたが
Windows Updateなどのタイミングで自動的に復元ポイントが作成されており、そこから復元することも可能です

このようにメディアも必要なく、いくつでも、サクッと簡単に作れる復元ポイントですが、
やはりネックとしてはストレージの故障で復元ポイントの読み込みが出来なくなる事もあるので過信は禁物です

大事なデータに関しては外付けストレージやUSBメモリ、クラウドなどにバックアップを忘れないでくださいね

それでは、これからもオーエープラザをどうぞよろしくお願いします!

 

Windows10で機内モードを解除できない場合は…

おはようございます!
こんにちは!
こんばんは!
オーエープラザ店長の桑原です!

Windows10のノートパソコンなど、標準でWi-FiやBluetoothなどの無線通信機能が搭載されているPCには全ての無線通信を一括でオフにできる「機内モード」が搭載されていることがあります

この機内モードが勝手にオンになってしまい解除できなくなることがあります

その場合Wi-Fiなどのネット環境が勝手に無効になってしまい大変不便です

今回はWindows10が勝手に機内モードになり、解除できない場合の対処法をご紹介します

◆機内モードON・OFFの切り替え◆


まず、機内モードON・OFFの切り替え方法ですが

タスクバーの右側にあるアクションセンター(吹き出しのマーク)をクリックします

action0.jpg

「機内モード」をクリックしてON・OFFの切り替えをします

(特に、機内モードがONの状態だとWi-Fiは自動的にOFFになってしまいます)

kinai.jpg

ただし、これでも解除できない場合は以下の方法を試してください

◆機内モードが解除できない時の対処方法◆


■1.本体のワイヤレス接続スイッチをONにする(※一部機種)

もし本体側面か前面にワイヤレス接続スイッチがあれば、ONにしてください
何かの拍子にOFFになっている事があります

012618r.png

■2.ショートカットキーで機内モードをオフにする

一部機種ではショートカットキーで機内モードの切り替えができます
どのキーかはメーカーによりますので、メーカーのホームページなどを確認してください

「Fn」キーを押しながら「F2」キーで解除出来る事が多いです

■3.パソコンを再起動する

一時的な接続の不具合であれば、再起動で直ることもあります
再起動後、機内モードON・OFFの切り替えをしてみてください

■4.USBのWifi子機を再接続する

USBに接続されているWifi子機があれば、一度抜いて挿し直します
その後、機内モードON・OFFの切り替えをしてみてください

■5.デバイスマネージャーで関連デバイスを無効にしてから、有効にする

機内モードの切り替えに関連するデバイスに不具合が発生している場合が考えられます
デバイスマネージャーで機内モードに関連するデバイスを一度無効にし、再度有効化すると正常に動作する可能性があります

画面左下の「Windowsマーク」を右クリックして「デバイスマネージャー」をクリックします

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「ヒューマンインターフェースデバイス」をクリックしてツリーを展開します

devicd.jpg

「Airplane Mode Switch Collection」を右クリックして「デバイスを無効にする」をクリックします
もう一度「Airplane Mode Switch Collection」を右クリックして「デバイスを有効にする」をクリックします

AirplaneModeSwitchCollection.png

デバイスマネージャーを閉じ、PCを再起動してから機内モードON・OFFの切り替えをしてみてください

■6.ネットワークデバイスの電源供給設定を変更

先ほどと同じように「デバイスマネージャー」を開き
「ネットワークアダプター」のツリーを展開します

[ワイヤレスネットワークのデバイス]を右クリックして「プロパティ」を選択します
(※デバイスが分からない場合は、「Wireless」や「Wi-Fi」の名前を含んだデバイスを選択します)

device11.jpg

「電源の管理」タブをクリックします
「電力の節約のために、コンピュータでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外して「OK」をクリックします

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デバイスマネージャーを閉じ、PCを再起動してから機内モードON・OFFの切り替えをしてみてください

■7.ネットワークアダプターのドライバーを再インストール

先ほどと同じように「デバイスマネージャー」を開き
「ネットワークアダプター」のツリーを展開します

[ワイヤレスネットワークのデバイス]を右クリックして「デバイスのアンインストール」を選択します
(※デバイスが分からない場合は、「Wireless」や「Wi-Fi」の名前を含んだデバイスを選択します)

device12.jpg

「デバイスのアンインストール」が表示されます。
「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します。」のチェックが外れていることを確認し、「アンインストール」をクリックします

device13.jpg

※注意※※※※※※※
「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します。」というチェックボックスが表示された場合は、
チェックを入れるとパソコンから完全にドライバーが削除されます
次回起動時に、ドライバーを登録したメディアを要求される場合や、設定が変わってしまう場合があるため注意してください

ご自身で増設した周辺機器などは、インターネットやメディアなどからの再インストールが必要となる場合があります
※※※※※※※※※

「デバイスをアンインストールしています…」という画面が表示されるので、しばらく待ちます

018281i.png

アンインストールが完了し、一覧からドライバーが削除されたことを確認して、パソコンを再起動します

(パソコンに内蔵されているネットワークアダプターのドライバーは、自動的に再インストールされます
無線LAN接続の場合は、無線LAN機器のマニュアルを参照し、ドライバーのインストールを行ってください)

該当するネットワークアダプターのドライバーが再インストールされ、問題なく表示されているか確認します

device14.jpg

機内モードON・OFFの切り替えをしてみてください

※※※※※※※※※※※※※※※※※※
■NECパソコンをご使用の方■

特にNECパソコンをご使用の方は、
デバイスマネージャーの「ヒューマンインターフェースデバイス」にある
「NEC HID Mini-driver for Hardware Radio Switch」を右クリックして
「デバイスのアンインストール」をする事で
機内モードが解除される場合が多いですオーケー

(アンインストールの手順は上記、「7.ネットワークアダプターのドライバーを再インストール」と同じです)

devicd.jpg

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※※※※※※※※※※※※※※※※※※

….

以上の対処法でも解除できない場合は、多少専門的な対処法が必要となる場合がありますのでメーカーにご相談ください


そもそも大して使いもしない機内モードなんて必要なのかと思うかもしれませんが、

携帯の電波により飛行機内での無線通信に影響を及ぼす事は確認されており
機長の指示を無視して、機内モードに切り替えず離陸直前まで携帯でメールのやり取りなどを続けた人が、航空法違反で逮捕される事件もありました

(違反すると、身柄の拘束及び50万円以下の罰金刑に処せられることがあります)

簡単操作で機内モードの切り替えができるのは
航空法的に重要なことなんですね

まあ飛行機に乗らなければ無用の長物なんですが…

それでは、これからもオーエープラザをどうぞよろしくお願いします

ゲーミングPC⇔モニター接続の落とし穴

おはようございます!
こんにちは!
こんばんは!
オーエープラザ店長の桑原です!

ゲーミングパソコンを買った方から、

たまにこのようなエラーが出たというお問い合わせを受けることがあります↓

messageImage_1599544921275.jpg

こちらはモニター接続エラーです
(パソコンの故障ではないので安心してください)

ざっくりいうと

「このパソコンにはグラフィックボードを積んでいますが、
モニターケーブルがオンボード(マザーボード)のビデオ端子に接続されています
グラフィックボードの方に接続してから電源を入れてください」

といった事が書かれています

ゲーミングパソコンは、高画質を実現するため必ず「グラフィックボード」が付いています
しかしグラフィックボードが積まれているパソコンは、映像出力はグラフィックボードのみ有効となります

マザーボードの方の映像出力は無効となり、上記のようなエラーが発生するのです

(しかし、もしマザーボードの方が有効だとしても、せっかくのグラフィックボードの恩恵を受けないので全くメリットはないのですが…)

◆接続口の配置◆


では肝心の、マザーボード・グラフィックボードのモニターケーブルとの接続口ですが、

まずこちらが一般的なマザーボード↓
この画像だと、手前側にモニターケーブル接続口があります(VGA)
こちらがパソコン背面に来る感じです

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こちらはグラフィックボード↓
この画像だと、手前側にモニターケーブル接続口が並んでいます(VGA、HDMI、DVI)
こちらがパソコン背面に来る感じです

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こちらがパソコン背面↓
ゲーミングパソコンなら、だいたいこのように
マザーボードは縦に、グラフィックボードは横に、PCケース内に配置されている事が多いです
(ただしパソコンによって異なります)

9020背面-GTX1650aaaa.jpg

このようにパソコン背面を確かめて
「グラフィックボードの接続端子にモニターケーブルを挿す」ようにすれば大丈夫です!

(グラフィックボードが入っていないパソコンなら、普通にマザーボードにモニターケーブルを挿してもOKです)

◆接続端子の種類◆


モニターケーブル接続端子は現在は4種類あります
VGA、DVI、HDMI、ディスプレイポートです

tanshi2].jpg

性能順に「ディスプレイポート>HDMI>DVI>VGA」という認識でOKです

当然パソコン側、モニター側どちらも同じ端子がなければケーブルを接続できません

例えばVGAやDVIしか接続端子がない古いモニターを、VGAやDVIのない最新のグラボを積んだパソコンに繋ごうとして
(グラボ側に該当端子がないので)マザーボード側の端子に繋いでしまう、という事があれば上記のようなエラーが発生します

なのでゲーミングパソコンを買うときは、
お持ちのモニターの端子と、購入予定パソコンのグラフィックボード端子が一致しているかを確認するのが無難です
場合によっては、別途、端子に対応したケーブルの購入も必要です

もしくはモニターとセットになっているパソコンを購入するなら問題ありません
その場合、対応したケーブルも付属されます

あとは、モニターケーブル変換アダプタを使用するという手もあります
しかしこれを使用した場合、出力映像の性能は低い方に合わさる事はご留意ください

[パソコン側:DVI]⇔変換アダプタ⇔[HDMI:モニター側]

この場合、表示される映像はDVIになります

――――――

…余談ですが、デュアルディスプレイをする時は
パソコンの映像端子2つから、それぞれ2つのモニターにケーブルで接続していると思います
では、その2本のケーブルを敢えて1つのモニターに接続するとどうなるでしょう?
そのモニターには、何故かデュアルディスプレイのサブ画面の方が表示されます
(※メインの方が出なくなるので、メインのデスクトップに配置していたアイコンなどもなくなったように見えます)

このように、パソコンとモニターを2本のケーブルで繋ぐことは全く意味を成さないのでやめましょう。

それでは、これからもオーエープラザをどうぞよろしくお願いします!

 

システムイメージを作成する方法(Windows10&Windows11)

おはようございます!
こんにちは!
こんばんは!
オーエープラザ店長の桑原です!

今回はWindows10&Windows11を今現在の状態に戻す為の
「システムイメージ」を作成する方法を紹介します
icon_2y_192.png

ハードディスクやWindowsの動作がおかしくなった
アップデート後に重大な不具合が発生した
パソコンがウィルスなどに感染されて元に戻らない
電源を付けてもWindowsが立ち上がらない

こんな事態になったときパソコンを不具合前に戻すための事前処理です

パソコンが正常な状態のうちに行っておくと安心です

・作成する物は以下の2つです

■システムイメージディスク・・・パソコンのシステム状態とデータを復元します

■システム修復ディスク・・・パソコンの起動プログラム等を修復します

※既にパソコン購入時に有料オプションなどで、システム修復ディスクが同梱されていた場合
システム修復ディスクの作成の方は必要ありません

◆注意事項◆


●ここで紹介するのはWindows10&Windows11でのシステムイメージの作成方法です、他のOSの場合参考にならないと思います

システムイメージ作成を実行した時点の、Windowsの状態を保存します
つまり環境に不具合のある状態でシステムイメージを作成した場合、その問題も含めてバックアップが作成されてしまいます
正常動作が確認された環境のシステムイメージを作成することをおすすめします
(後で復元するための「正常な状態を保存」する方法であり、既に問題が生じてしまってから行うものではありません)

●保管されたデータを含めWindowsのシステム状態を保存する機能ではありますが
全てのデータの保存 / 復元を保証するものではありません

万一、システムイメージやファイル履歴からデータが復元できないときに備え
大事なデータはサブストレージや外付けストレージ、クラウドなどにバックアップをしてください

●↑例えば著作権保護された映像 (デジタル放送の録画番組など) や音楽などはバックアップできない場合があります

システムイメージ作成中に電源が切れたりすると、重大な不具合が生じる可能性があります
ノートPCで作業を行う場合、途中で電源が切れないように、必ずACアダプタを接続してください
また、液晶ディスプレイは電源OFFになることを防ぐために、開いた状態で作業してください

●パソコン購入時の有料オプションなどで、システムイメージ復元用のディスクが付属されることがありますが
あくまで、パソコン購入時の状態(ユーザーがデータ等を入れる前)に戻すものです
現在のパソコン状態を残しておきたいと思ったら、その都度システムイメージの作成を行ってください

●システムイメージディスク、もしくはシステム修復ディスクのメディアとして
「書き込み用DVD」を用いる場合は、DVDマルチドライブ、又はブルーレイドライブが必要となります
DVD-ROMドライブは「読み込み専用」の為、
書き込みが出来ません
ので予めご了承ください

◆事前の準備◆


1.システムイメージのバックアップ用メディアを
用意してください
外付けハードディスクが適しています


(書き込み用DVDでも可能ですが、容量によっては何十枚も必要となりますので余りお勧め出来ません
また、USBフラッシュメモリーは利用できません)

現在パソコンで使用している容量以上のメディアが必要となります

現在の使用容量は以前の記事の、「残りデータ容量は大丈夫ですか?」で紹介しましたやり方で確認してください
(メインで使用しているローカルディスクの使用容量です)

そのメディアは、データが何も入っていない状態にし、必要であればフォーマットをしてください

システムイメージ作成後に、そのメディアはシステムイメージ復元専用のメディアとなります
データの保管など、他の用途では使用できなくなりますのでご注意ください

2.システム修復ディスク用のメディアを用意してください

※既にパソコン購入時に有料オプションなどで、システム修復ディスクが同梱されていた場合、こちらの用意は必要ありません

メディアに制限はありませんが、

・書き込み用DVD1枚
・512MB以上のUSBフラッシュメモリー1個

このどちらかがお勧めです
以下の説明もこのどちらかを使用した前提で解説します

(※書き込み用DVDの場合、DVDマルチドライブ、又はブルーレイドライブが必要となります)
DVD-ROMドライブは「読み込み専用」の為、
書き込みが出来ません
ので予めご了承ください

そのメディアは、データが何も入っていない状態にし、必要であればフォーマットをしてください

システムイメージ作成後に、そのメディアはシステム修復専用のメディアとなります
データの保管など、他の用途では使用できなくなりますのでご注意ください

又、下記で説明しますが、書き込み用DVDの場合と、USBフラッシュメモリーの場合で作成方法が異なりますのでご注意ください

・・・
システムイメージのメディア(外付けハードディスク推奨)
システム修復のメディア(書き込み用DVD、USBフラッシュメモリー推奨)

これらが用意できましたら、

3.システムイメージのメディアをパソコンに接続してください

4.下記のシステムイメージ作成を始めてください

◆システムイメージを作成◆


作成のフローは以下の通りとなります

flow.jpg

以前の記事の「デスクトップにPCなどのアイコンを表示させよう!」で紹介しましたやり方で

「コントロールパネル」を開きます

システムとセキュリティにある「バックアップと復元(Windows 7)」をクリックします
(※Windows10を利用していてもWindows 7と表示されます、気にしないでください)

control.jpg

左の「システムイメージの作成」をクリックします

control2.jpg

[バックアップ デバイスを検索中です…]と表示されますので、しばらく待ちます

loading.jpg

「バックアップをどこに保存しますか?」と表示されます

「ハードディスク上」のチェックをクリックし
プルダウンからシステムイメージのバックアップ用メディアを選択します
右下の「次へ」をクリックします
(※書き込み用DVDを使用する場合は、複数枚となるので「1つ以上のDVD上」を選択します)

control3_2.jpg

※※※※※
バックアップ元と、バックアップ先以外にもドライブがある場合
この後「どのドライブをバックアップに含めますか?」と表示されます

「システム」「Windows」は必須となっていますが
もしそれ以外にもバックアップしておきたいドライブがあればそれを選択します
※※※※※

「バックアップ設定を確認します」と確認画面が出ますので、
これでよければ右下の「バックアップの開始」をクリックします

control4.jpg

[バックアップを保存しています…]と表示されますので、しばらく待ちます

control5.jpg

これでシステムイメージ自体の作成は終了です

次に[システム修復ディスクを作成しますか?…] のメッセージが表示されます

ここで、先ほど選んだシステム修復ディスクのメディアが
書き込み用DVDか、USBフラッシュメモリーかによって作成方法が分岐します

(※既にパソコン購入時にシステム修復ディスクが同梱されていた場合は、こちらの作成は必要ありません。
「いいえ」をクリックし終了します)

eb483qq.jpg

————

<書き込み用DVDの場合>

「はい」をクリックします

control9.jpg

「システム修復ディスクの作成」が表示されます

書き込み用DVDをドライブに挿入し、
ドライブからその書き込み用DVDを選択します

右下の「ディスクの作成」をクリックします

recover01.jpg

修復ディスクの作成が開始されます
完了するまで、しばらく待ちます

recover02.jpg

「ディスクのラベルに次の情報を記載してください」と表示されます
このメディア何だっけ?とならない様、メディア表面に用途を書いておいてください、という忠告です

右下の「閉じる」をクリックします

recover03.jpg

「システム修復ディスクが完成しました」と表示されます
右下の「OK」をクリックします

recover04.jpg

「バックアップは正常に完了しました」と表示されます
右下の「閉じる」をクリックし終了です

recover05.jpg

————

<USBフラッシュメモリーの場合>

USBフラッシュメモリーの場合は、回復ドライブを作成します
回復ドライブが「システム修復ディスク」の代わりになります

まず、システム修復ディスク用のUSBフラッシュメモリーを予めパソコンに接続しておきます

[システム修復ディスクを作成しますか?…]で
「いいえ」をクリックします

eb483.jpg

「バックアップと復元(Windows 7)」の画面まで戻り、
左下の「ファイル履歴」をクリックします

cure01.jpg

「ファイル履歴」が表示されます
左下の「回復」をクリックします

cure02.jpg

「回復」が表示されます
「回復ドライブの作成」をクリックします

cure03.jpg

[このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?…]のメッセージが出ますので
「はい」をクリックします

cure04.jpg

「回復ドライブの作成」が出ますので、
「システムファイルを回復ドライブにバックアップします。」のチェックを外して、
「次へ」をクリックします

※重要※
このチェックは必ず外してください、チェックを入れるとPCの初期化に必要なバックアップデータをドライブに含めることになり、システム修復を行うと初期化のためデータが全削除されてしまいます

cure05.jpg

「USBフラッシュドライブの選択」が出ますので、
ドライブからシステム修復ディスク用USBフラッシュメモリーを選択します

右下の「次へ」をクリックします

win10_kaifuku_13.jpg

「回復ドライブの作成」が出ますので、
右下の「作成」をクリックします

win10_kaifuku_14.jpg

回復ドライブの作成が開始されます
完了するまで、しばらく待ちます

win10_kaifuku_15.jpg

「回復ドライブの準備が出来ました」と表示されたら
右下の「完了」をクリックして終了です

win10_kaifuku_16.jpg

――――――――――――――――――――――――――――――――

作業は以上ですが、
「システム修復ディスク」が「UEFIモード」と「BIOS(レガシ)モード」のどちらで作成されたものなのか
知る必要があります

システム復元の際に、その確認が必要となるからです

まず、既にパソコン購入時にシステム修復ディスクが同梱されていた場合は、その表面をご覧ください

cd63924.jpg

このように「UEFI」と書かれていれば「UEFIモード」
何も書いていなければ「BIOS(レガシ)モード」です

又、先ほど紹介しました方法で、ご自身でシステム修復ディスクを作成した場合は、

タスクバーの検索バーで「システム」と入力し、
「システム情報」をクリックします

sys.jpg

「システム情報」が表示されたら「BIOSモード」を見てください

この場合は「BIOSモード レガシ」と表示されているので「BIOS(レガシ)モード」です
「UEFI」の場合はそのように表示されています

efui.jpg

忘れない様、システム修復ディスク(DVDやUSBメモリー)の表面に「UEFIモード」と「BIOS(レガシ)モード」の
どちらであったかを書いておくかシールを貼っておくと無難です


以上でシステムイメージ及びシステム修復ディスクの作成を完了しました

システムイメージディスクシステム修復ディスク

何かあった時一緒に使うことになるので、セットで保管しておいてください

さてもしWindowsに重大な不具合等が発生し、システム修復や復元をしなくてはならなくなった時、
ここで作成したシステムイメージを使用することになります

こちらの記事「システムイメージを復元する方法(Windows10&Windows11)」を参照して、復元を行ってください

それでは、これからもオーエープラザをどうぞよろしくお願いします!