おはようございます!
こんにちは!
こんばんは!
オーエープラザ店長の桑原です!
皆さんはパソコンを購入したからどれだけ経ちましたでしょうか?
そろそろデータのバックアップを意識する頃合いではないでしょうか
明日、災害が発生してPC自体が破損してしまうなんて事がなくもありません
そんな極端な例でなくても、ストレージが急に読み込めなくなりデータの救出が困難になる事はいつでも起こりえます
また、いずれパソコンを買い替える時が来たら、データの移し替えの為のバックアップが必要となります
今回は、そんなトラブルへの事前の対応措置や、データの共有/コピー/移行の方法として様々なデータのバックアップ手段を紹介します
◆バックアップ用のメディア◆
外付けHDD
外付けHDDは割とポピュラーなバックアップ用メディアで、
パソコンの中身丸ごとコピー出来る程の大容量が利点のドライブです
据え置きタイプとポータブルタイプがあります
据え置きタイプは電源ボタンがあり、コンセントから給電する本格的なドライブです
バックアップ手段としては現状最も大容量で、出来る限りデータをたくさん入れたい場合に適しています
ポータブルタイプはパソコンに繋ぐだけで使えます
持ち運びに便利な軽量タイプで、据え置きタイプと比べると容量は少ないですが
それでも他の媒体と比べると十分な容量があります
据え置きタイプは4TB、ポータブルタイプも2TBぐらいまでは
手が届く価格で購入できます
ネックとして記憶媒体は磁気ディスクなので、多少のディスクの回転音は出ます
機械駆動式なので構造的に衝撃に弱いといった点もあります
おススメ度:★★★★
外付けSSD
外付けSSDは手のひらサイズのドライブで、携帯性に優れています
今やUSBメモリとほぼ変わらないサイズのモデルあります
重量は100g以下の物が多く、ポータブルタイプの外付けHDDと比べても軽いです
こちらも内蔵SSDと特徴は同じで、外付けHDDに比べ処理速度に優れており、データのコピーが非常に速いです
衝撃に強く、発熱、消費電力が少ないといった点でも優れています
HDDのような磁気ディスクではないので静音です
ネックとしてはやはり外付けHDDよりは高額な事です
とはいえSSDは日々低価格化が進んでおり、今は500GBで1万以下のモデルも登場しています
あらゆる面でHDDより上位性能なので
そこまで容量を必要としないなら、外付けSSDの方をおススメします
おススメ度:★★★★★
USBフラッシュメモリ
古くからデータの保管、持ち運びに多く使用されてきた記録媒体です
近年では外付けHDDやSSDにシェアが奪われていますが、
そのキーホルダーサイズの携帯性から今も多くのシーンで利用されています
しかし容量はやや物足りないので、バックアップにはあまり向いていません(大容量モデルもなくはないですが、HDDやSSDに比べ割高です)
ただ、ちょっとしたデータのやり取りならこれほど使いやすいメディアはありません
おススメ度:★★★
SDカード
SDカード・microSDカードはスマホやデジカメにおいて現在主流となっているストレージであり
気軽に持ち運べる記録媒体として一般にも浸透しています
ただパソコンのバックアップ手段としては容量も少なく、
あくまでパソコンと、スマホなどの他機器とのデータの移し替え手段と割り切る方がいいと思います
おススメ度:★★
光学ディスク(DVD/ブルーレイ)
USBフラッシュメモリ登場より更に過去には、光学ディスクもデータのコピー手段として広く利用されていました
しかし現状は光学ドライブ自体が備え付けられていないノートパソコンが主流になりつつあるので、バックアップにはお勧めしません
耐久性も薄型の柔らかい素材なので、簡単に割れるリスクがあります
肝心の容量も他に比べてダントツに少なく、バックアップ手段としては残念ながら時代遅れと言えます
おススメ度:★
◆クラウドサービス◆
クラウドはオンラインストレージの事で仮想上の領域にデータを保管します
アップデート/ダウンロードでPC、スマホ、タブレットなどにデータを移動出来ます
イメージとしては銀行に現金を預けておくような感じで、
基本的にデータがなくなったり、破損する事もなく、持ち運ぶ必要もなく
いつでも必要な時に、どこでも必要な場所で、データを引き出せる安心・快適なサービスです
ログインさえ出来ればどんな端末でもアクセス出来ます
サービスによってはローカルと同じように、クラウド上でのファイル編集も出来ます
また複数のデバイスから同時にアクセスも可能なので、他者とのファイルの共有にもよく利用されています
デメリットとしては、ネット環境がなければデータにアクセス出来ない事です
稀に発生するサーバーのメンテンナンスなどで利用出来ないタイミングもあるかもしれません
またクラウドと言っても提供している会社のサーバーPCに保管している訳なので
アクセスが集中すれば処理は重くなり、サーバーダウンしてしまう事もあり得ます(俗に言う鯖落ち)
充分なサーバー環境を用意してあるクラウドサービスを使うようにしましょう
Googleドライブ
Dropbox
One Drive
Amazon Drive
iCloud Drive
よく利用されているのはこのあたりです
無料で使えるものが多いですが無料版での容量はだいたい数GB程度です
最も無料容量の多いGoogleドライブでも15GBです
なので基本的にパソコンのバックアップとして使用するなら有料版を使用することとなります
容量ごとに金額プランが分けられていて、月額、年額での課金となるので、割高かどうかは使用容量と使用期間で判断する事となります
おススメ度:★★★★★
◆バックアップデータの作成◆
バックアップデータの作成は、主に
システムイメージの作成と復元ポイントの作成があります
こちらはバックアップといっても意味合いが少し異なり、
データのコピーというより、トラブルに対するデータ保護やデータ修復といったイメージです
復元ポイントの作成/システムの復元・・・OSのシステムフォルダを含めたストレージ内のファイルを復元する
システムイメージの作成/復元・・・ファイルだけでなくシステム状態も復元する、システム修復ディスクを使って起動プログラムの修復も出来る
このようにデータを持ち運んだり、他の機器にコピーしたり、共有したりは出来ませんが
OS自体の破損や、ウイルスやアップデートによる不具合に対処し、パソコンが正常だったタイミングまでデータを戻せます
デメリットとしては
ドライブ内の全てのファイルを過去の状態に戻すので、
戻せるファイルを選択出来るわけではないという事です
戻したくないものを選別は出来ません
なので、外付けドライブやクラウドといった他のバックアップ手段と併用するのが無難です
つまり、こちらはデータのバックアップというより、システムの保護、壊れた時の保険という意味合いで
重要な手段となります
おススメ度:★★★★★
やり方については以前の記事で紹介していますので参考にしてください
復元ポイントの作成&システムの復元(Winodws10)
システムイメージを作成する方法(Windows10)
◆サブドライブにデータをコピー◆
ストレージ(HDD/SSD)を2つ以上積んで、メインドライブ、サブドライブに分かれているパソコンなら
サブドライブにデータをコピーしておくのも立派なバックアップ手段です
というのもOS(Windows)が入っているのはメインドライブなので
もしOSが破損して、修復のためにメインドライブ内部のデータを初期化しなくてはいけなくなった時も
サブドライブのデータには何ら影響しないからです
試しに、OS修復後にサブドライブにアクセスしてみると無事データが残っています
(メインドライブ、サブドライブが同時に壊れるといった偶然がない限り)
このようにバックアップが面倒な方は、ストレージ2枚積みのパソコンを買って
データをなるべくサブドライブにコピーを意識する事で、最悪な事態をより回避出来ます
つまりバックアップ手段としては、サブドライブは外付けストレージと大して変わらず
内蔵されているか外付けかの違いでしかありません
とはいえサブドライブも高頻度でアクセスする以上、いつ破損して読み込まなくなるかは保証は出来ないので、
他のバックアップと併用する事をお勧めします
おススメ度:★★★★★
でも、バックアップってそもそも面倒・・・
ファイルが更新されるたびに、コピーの方も頻繁に上書きしないといけない・・・
そうなんですよね…ファイルが更新されたら、それを感知して自動バックアップを取ってくれればいいのにと思います
そういう時はやはりクラウドサービスをお勧めしますね
ファイルの種類にもよりますが、クラウド上でファイル編集ができるサービスであれば、頻繁に更新するファイルはそこで更新してしまえばいいのでとても楽です
あとはサブドライブ付きのパソコンを購入することは、バックアップ的な意味では非常に有用です
システム(メインドライブ)と重要なデータが運命共同体となるのは、なるべく避けたいですからね…
それでは、これからもオーエープラザをどうぞよろしくお願いします