おはようございます!
こんにちは!
こんばんは!
オーエープラザ店長の桑原です!
今回はちょっとした小話
1月にWindows 7のサポートが終了し、Windows 10に切り替えている利用者が大多数と思われますが
「7を使っていたのに、次は10」と違和感を覚えた方もいるかもしれません。
正確にはマイナーなバージョンとしてWindows 8、Windows 8.1もリリースされていますので、
順当にいけば次期OSは「Windows 9」と予想されていました。
◆ナンバリングが9を飛び越すかたちで “10”◆
マイクロソフトが2014年10月1日に公開した次期OS『Windows 10』は「何故9を飛ばして10なのか?」と疑問視されました。
「不人気なWindows 8の次の番号を敢えて避けた」
「今までのバージョンからの単なるアップグレードではない事を強調」
「9だと不完全、10で完全な印象を与えるから」
などと色々な考察が飛び交いましたが、
これについてマイクロソフトは
「新世代のWindows、そしてあらゆるデバイスで包括的に動作する幅広いプラットフォームであるといったことを
表わしている」と説明しています。
何だかちょっとふわっとしていますね。
そもそもからして、Windows 7の登場も唐突でした。
「Windows XP」「Windows Vista」ときて突然の謎のナンバリングなのですが、
これはWindows Vistaのコードバージョンである「6.0」の
その次のOSという意味で、「Windows 7」と命名されました。
ただし、Windows 7のコードのバージョンは実際には6.1であり、
ようは語呂の良さだけで「Windows 7」と名付けられたらしいですね。
まあそんなMicrosoftなので今回も深い意味はないのかもしれないですね(笑)
ただ興味深い話もあります。
◆真偽不明のうわさ◆
マイクロソフトの開発者を自称する” cranbourne ” 氏が大手掲示板 reddit のWindows 10スレッドに「社内のうわさ」として投稿した内容で
「初期の社内テストで、非常に多くのサードパーティ製ソフトが
if(version.StartsWith(“Windows 9”))
{ /* 95 and 98 */
} else {
といった判定コードを書いていたことが判明したため。(10は) 誤作動を避ける現実的な解決策だった」
つまりOSの判定コードとして「Windows 9」とあったら、「Windows 95」もしくは「Windows 98」として識別してしまえばいい。
強引ですが、当時としては問題はなかった手抜きコードですね。
そんな合理的に見えて危険なコードの例は実際に多く発掘されており、
その弊害を回避する為というのは、ジョークのようでなかなか説得力のある説だと思います。
ジョークといえば、Windows 10発表後に
「Q: Why did Microsoft choose Windows 10 instead of 9?
(なぜMicrosoftはWindows 9じゃなくて10を選択したの?)」
「A: Because 7 8 9」
というやりとりが見られたようですが、
これはアメリカの子供たちなら誰でも知っている数字のなぞなぞで
「Why was 6 afraid of 7?(なぜ6は7を怖がるの?)」
「Because 7 8 9(それは7が9を食べたからだよ=Seven Ate Nine)」
というやりとりをもじったものらしいです。
OSの最大シェアを占有していたWindows 7が、(不人気のWindows 8の後継となる予定だった)Windows 9の人気を登場前に食べてしまった、そこでMicrosoftは次期OSを「Windows 10」とせざるを得なかった、という
「Windows 7」が如何に飛びぬけていたかを感じさせるジョークですね。
ちなみにMicrosoftは公式に「Windows 10はWindowsの最後のバージョン」と述べています。
その最後という意味をどう捉えるか、こそが「何故9を飛ばして10なのか?」に含まれている気がします。
それでは、これからもオーエープラザをどうぞよろしくお願いします