おはようございます!
こんにちは!
こんばんは!
オーエープラザ店長の桑原です!
パソコンを購入する時「オフィスソフト付き」と表記されている場合があります
オフィスソフトというのは
・Microsoft Office
・Microsoft Officeよりも安価なオフィスソフト
・無料のオフィスソフト
の3種に分類されます
当店オーエープラザでは、Microsoft Office付きのパソコンも販売しておりますが、
その他全てのパソコンにも、WPS Officeというソフトを付属しており、プライベート用は勿論、ビジネス用としても問題なくお使いいただけます
では「WPS Office」とはどのような物で、Microsoft Officeと何が違うのか?以下で解説していきます
◆WPS Officeとは◆
WPS Officeは全世界10億人超のユーザー数を誇り、
Microsoft Office に次ぐ世界シェア2位の総合オフィスソフトです
以前は「KingSoft Office」という名称でしたが、2016年から現在の「WPS Office」にリブランドしました
WPS Officeはオフィスソフトとして有名な「Microsoft Office」の各ソフトとなるべく同じ機能を、低価格で使えるようにと開発されたソフトで、開発元は中国メーカーです
Microsoft Officeの永続ライセンス版が
Personal 32184円
Home&Business 37584円
なのに対して、WPS Office Standard Editionは
単体でだいたい5000円台で購入出来ます
このため、Microsoft Office付きで販売しているパソコンは、どうしても値が張ってしまいますが、
Microsoft Office付きの物を除き、全ての中古パソコンにWPS Office Standard Editionをプリインストールをして出荷してしている当社では、低価格でのご提供が維持できております
また、WPS Officeは2020年9月に「WPS Office 2」にバージョンアップし、現在当社でプリインストールしている物もこちらの最新版となります
◆WPS Officeのパッケージ内容◆
WPSは、
ワープロ(WPS Writer)
プレゼン(WPS Presentation)
表計算ソフト(WPS Spreadsheets)
の3つセットがパックになっています
これらはMicrosoft OfficeのWord、Excel、PowerPointに相当し、
WPS Writer は Word
WPS Presentation は PowerPoint
WPS Spreadsheets は Excel
と、ほぼ同等の機能を有していて、それぞれ互換性があります
例えば、Excelで作成されたxls形式のファイルを、WPS Spreadsheetsで閲覧、編集が可能です(逆も可能)
※「WPS Office 2」ではWPS PDFという、PDFビューワーソフトも追加されました
また両者の編集画面のインターフェースは、
このように少し異なります↓
◆WPS Officeの機能◆
<Writer / 文書作成>
文字列の方向や段組設定などはもちろん、スペルチェックや文字カウント、ルビ設定にも対応しています
また、図形・画像・表・グラフの挿入、アート文字も設定でき、一般的な文書から、契約書などの専門的な文書のほか、チラシなどの作成も可能です
<Presentation / スライド作成>
画像や動画、文字、表、グラフ、図形を自由に配置でき、アニメーション効果の設定もできるスライド作成ソフトです
講義や会議などでの発表資料のほか、写真を利用したスライドショーなど多彩な資料を作成できます
<Spreadsheets / 表計算>
表計算、データ管理に強く、表やグラフの作成、数式の挿入、値の並べ替えといった基本的な機能はもちろん、自動フィルタ設定やピボットテーブルを利用したデータ集計などの操作も可能です
<WPS PDF / PDF閲覧>
PDFファイルの閲覧が可能です
またWPS Office 2の新機能として、オールインワンモード(上記4つのソフトを同じウインドウ内で起動し、タブ表示/切り替え可能)や、ベジェ曲線を利用したより高度な図形編集も可能となりました
◆WPS Officeのデメリット&メリット◆
●機能面でやや劣る
基本的にMicrosoft Officeが作成したものをWPS Officeで再現する事はほぼ出来ます
しかしWPS Officeでは一部のフォントが使えない事や、
テンプレートデザインがMicrosoft Officeよりやや少ない事が挙げられます
またWPS Presentationでは基本的なグラフ表示は出来る物の、3Dグラフには対応していないなど
一部ですが出来る機能に差がある場合があります
ただ凝った物を作るのでなければ、Microsoft Officeとほぼ同等の事は出来ると思って大丈夫です
●パッケージ内容が異なる
WPS Officeの「WPS」は
「Writer」、「Presentation」、「Spreadsheets」の頭文字から取っている事から分かるように
この3つのソフトしか入っていません
(※ただ「WPS Office 2」からWPS PDFも追加されています)
つまり、Microsoft Office HOME&BUSINESSに入っている「Outlook」「OneNote」に該当するソフトはWPS Officeにはないのです
ただこの2つはあくまで、メールソフトと多機能メモソフトであって他で代用も出来ますし、
ビジネスに必須というほどでもないので重要性は低いです
(※低価格版のMicrosoft Office Personalの場合は、Word、Excel、Outlookという組み合わせで入っています
こっちはOneNoteはなく、PowerPointの代わりにOutlookが入っているという変則的なパターンですね)
●マクロ機能にMicrosoft Officeとの互換性がない
WPS Office Standard EditionではMicrosoft Officeのマクロ機能は使えません
VBA対応版であればVisual Basicエディタでのコードの閲覧、編集などは可能ですが
「マクロの自動作成機能」はありません
またMicrosoft Officeのマクロ機能との互換性も完全ではないので注意が必要です
●しかしメリットも・・・?
意外なことに、WPS OfficeにはMicrosoft Officeに勝るメリットもあります
それがOSや使用環境を跨ぐ互換性の強さです
WPS Officeはマルチデバイス対応で、様々な環境で使用される事を念頭に開発されており、
WindowsでもAndroidでもiOSでも使えますが、
Microsoft OfficeはWindows以外は非対応です
他のOSで使いたい場合は、そのOSに対応したソフトが必要となります(Office for iPadなど)
またMicrosoft Officeで作成されたファイルは、Microsoft Officeと紐づけがされるため、
別環境に移動した後プラグインが要求されるエラーが出ることがありますが(Google ドライブなど)
WPS Officeはそういった煩わしさはありません
他には、メモリをさほど消費しないのか
WPS OfficeはMicrosoft Officeに比べ動作が軽いです
以上のように、当店のパソコンに付属している「WPS Office」はMicrosoft Officeともさほど遜色なく使えますし、
ビジネスにおいても十分な性能を持っていますのでご安心ください!
またオフィスソフトは工夫次第でビジネス以外にもプレイベートでも活躍します
Spreadsheetsは家計簿にもなりますし、Presentationは写真や文字を並べてスライドショーとしても機能するアルバムにもなりますよ
それでは、これからもオーエープラザをどうぞよろしくお願いします!