小型でも有能!ミニパソコンについて

おはようございます!
こんにちは!
こんばんは!
オーエープラザ店長の桑原です!

技術が進化するにつれて日常のあらゆる物が小型化していきますが、

まさかデスクトップPCがほぼその機能を保ったまま、ハンバーガーの箱に収まる大きさまでサイズダウンするとは、どれ程の人が想像したでしょうか?

今回はそんな「ミニパソコン」「超小型PC」についてのお話です

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いいなと思っているけど中々購入に踏み切れない方、小さい分色々と弊害もあるのではないかと思っている方のために、
ミニパソコンがどんな物で、既存のPCと何が違うのか、などを説明します

◆サイズについて◆

こちらは現在最小クラスと思われるLark BOX
61mm×61mm×43mmの野球ボールサイズでありながら、中でちゃんとファンも回っています

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リモコンの様な形状のPC「スティックパソコン」というのもあります
こちらサイズは138mm×45mm×15mmとなり、なんと厚さ以外は一般的なスマートフォンより一回り小さいです

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Core iシリーズ搭載モデルなら、だいたいこのくらいのサイズの物が多いです
こちらは140mm×140mm×50mmで、手のひらに乗るくらいの大きさです

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同じようなサイズでゲーミングモデルもあります
グラフィックボード搭載で、小さな本体でもパワフルに動作します

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◆配置について◆


タワー型PCなどはその大きさと重さゆえに、床に直置きする事も多かったでしょうが
ミニパソコンはデスク上に置いても邪魔にならないサイズなため、スペースに余裕が生まれます

更に配線もスッキリし、軽くて動かしやすい為、ケーブルの距離が足りないといった問題にも対処しやすいです

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■マウントについて

ミニパソコンやモニターの種類にもよりますが、付属されているVESA規格の金具セットやマウントブラケットを使用し、
ミニパソコンをディスプレイ背面に取り付けられるタイプが多くあります

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こうする事でディスプレイ一体型パソコンのような外観となり、更に省スペースを実現できます

◆性能について◆


放熱などの関係で、昔はPCサイズが小さい=スペックは低いという傾向がありました
(小さいPCや特にノートパソコンは発熱量を抑えるため、よく低消費電力のCPUを搭載するが性能も低め)

しかし現在であれば、それほど性能差がある訳でもなく、性能でデスクかミニPCかを考える必要はないかと思います

近年ミニパソコンであっても、最新デスクに匹敵する性能を兼ね備えたものも登場しています

こちら第9世代Corei9 GTX1650グラボ付きのミニパソコンは、
FF16ベンチマークで「非常に快適」との評価

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このようにコンパクト&高性能を考えるならミニパソコンという選択肢も、全然あり得ます

またサイズの小さい物はCeleronなど廉価版CPUが多いですが
内蔵GPU(グラフィック)を搭載していたり、4K出力対応の物もあり、動画鑑賞の用途にはそれなりに適しています

◆価格について◆


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パソコンに関しては「サイズが小さいから安い」なんてことはありませんが、

それでもミニパソコンはデスクトップPCとそれほど価格は変わりません

また、同スペックのノートパソコンと比べたら安価な傾向にあり、コストパフォーマンスは中々良いと思われます

ミニパソコンは生産され始めてそれほど経っていないせいか、中古市場はまだあまり活発ではありません

◆端子について◆


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基本的に端子の数はノートパソコンよりも遥かに豊富で、必要な物は大抵取り揃えてられているため、拡張性は高いです

(例:USB3.0×4、USB Type-C、HDMI、DisplayPort、LAN、オーディオ、SDカードリーダーなど)

その点、本体は小さくても仕様はちゃんとデスクトップPCである事が感じられます

ただサイズ的に光学ドライブが搭載されている物は少ないですが、そこは外付けでカバーです(その為のUSBも豊富です)

◆メンテナンスについて◆


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天板や裏板を外せば基盤やすべてのパーツが見える位置にあります

そのシンプルな構造故に、デスクPCやノートよりもメンテナンスは容易だと思います

メモリ、M.2SSDの交換や、ホコリの清掃も即可能です

◆持ち運びについて◆


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手のひらサイズという事を考えると、ミニパソコンは非常に持ち運びに有利に見えます

しかしミニパソコンはノートパソコンと違って、それ単体で使用できるものではないので、使用時はキーボードやマウス、モニターも必要となります

それらも同時に運ぶとなると、残念ながら持ち運びに有利とは言えませんし、外出先などでの使用は向いてはいません

(ミニパソコン本体や、モニターの給電も必要ですし)

パソコン自体の引っ越しをする時なら、デスクトップPCよりずっと運びやすいのですが・・・

しかし、災害発生時に避難する際、大事なデータの入ったパソコン本体を持ち運べるというのは大きな利点です

◆排熱について◆


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本体のサイズが小さい分、スペースが足らず発熱もひどいのではないか?という疑問はもっともです

確かにデスクトップPCより狭い分パーツ同士の距離が近くなり、熱が籠りやすくなるかもしれません

しかし多くのミニパソコンは小さくてもファンが搭載されており、内部の空気をしっかりとかき回しています

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スティックパソコンも小型ファンが駆動しています
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また、ノートパソコンもあれだけの薄さを保ちながら、高スペックなゲーミングモデルなども登場し、特に熱暴走することなくその高負荷な処理に耐えているのです

ミニパソコンにしても、4~5年前の初期タイプならともかく、
現在のモデルであれば排熱経路はそれなりに計算の上設計されており、安全な基準で生産されているので、さほど心配する事はないと思います

ファンのないタイプのミニパソコンもありますが、その場合はややCPUのスペックが低く発熱しにくい物がほとんどです

またファンレスタイプでも構造や素材で熱をうまく逃がしているケースもあるので、一概にファンレスが悪い訳ではありません

◆おススメの用途◆


今の時期、特におススメしたいのがテレワークとしての用途です

自宅部屋に無理やり仕事用スペースを確保しようとすると中々に狭苦しくなりますが、
PC本体がコンパクトになればスッキリと収まります

スペースの問題ならミニパソコンでなくても、ノートパソコンでいいかもしれません
しかしノートパソコンでは姿勢的に、長時間の使用は疲れてしまいますし、モニターサイズが小さめなのも疲労が貯めるポイントです
(テレワークのイメージ画像って、大抵パソコンスタンドすら使わずに、そのままノートパソコンで作業しているイメージばかりですが、あれで毎日8時間は絶対肩や首に良くないと思います…)

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他の用途としては、安めのミニパソコンと大き目のモニターを購入し、動画鑑賞用と割り切って使用するのもおススメです
動画鑑賞程度なら大きい本体も高いスペックも必要ありません、4Kなど高解像度に対応したスティックパソコンで十分です

ノートパソコンから買い替えにもおススメです
ディスプレイにマウントしてしまえば、ノートパソコンに近い取り回しの良さがあります

勿論それ以外の用途でも、同スペックのデスクPCと同じ感覚で使用出来ます


ミニパソコンも初期のころと比べて、用途に併せて種類もどんどん増えています

この機に、自分にあった物を探してみるのも如何でしょうか?

それでは、これからもオーエープラザをどうぞよろしくお願いします!

USB3.0をゆっくり挿すとUSB2.0として認識されてしまう原因

おはようございます!
こんにちは!
こんばんは!
オーエープラザ店長の桑原です!

これは、少し前に話題になっていた現象です

USB3.0コネクタを差込口にそのまま挿すとUSB3.0として認識されますが、

USB3.0をゆっくり挿すとUSB2.0として認識されます

・・・何故そんな現象が起きるのか?結構アナログな理由だったりします


その理由はコネクタの構造にあり、

USB2.0の内部にはUSB3.0と互換性のある端子がありますが、

USB3.0の場合、その奥にも端子があります

奥の端子はUSB3.0特有の物であり、
そのUSB3.0用端子が接続側と接触して初めて、デバイスがUSB3.0だと認識します

つまりUSB3.0が根元まで差し込まれる前に、USB2.0互換端子と接触されたまま一定時間が過ぎると
早々にデバイスがUSB2.0だと誤認識してしまうのです

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互換性を残した故のカラクリのような物ですが、
接続状態によって転送速度に大きく差が開くというのも中々原因が思いつかない現象かと思います

そういえば自分も、スマホの充電がやたらと遅い・・・と思ったら充電ケーブルが半挿しだった事もあります

「パソコン関連のトラブルは意外に再起動、再接続で解消する」という教訓がここでも活きてくる訳ですね

USB2.0と誤認識されて、本来のスピードが出ていない、だけならまだいいですが、

USB3.0を前提としたプログラムやフォーマットなどを利用する時は、認識されなければエラーとなりますので注意です

とはいえ、素早く挿そうとして力が入りすぎて、コネクタを壊してしまった!なんて事がないよう注意してください

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そもそもUSB2.0、USB3.0とは何か?何が違うのか?と疑問な方はこちらの記事をご覧ください↓
USB3.0とUSB2.0の違いを知ろう

それでは、これからもオーエープラザをどうぞよろしくお願いします!

 

パソコンのBIOSモードを確認する方法

おはようございます!
こんにちは!
こんばんは!
オーエープラザ店長の桑原です!ちょき

今回はパソコンのBIOSモードを確認する方法を説明します!

BIOSモードには「BIOS(レガシ)」「UEFI」の二つがあり、それぞれインターフェースが異なります

特に修復ディスク作成時には、BIOSモードを選択しなければならないので、お使いのパソコンがどちらなのか知っておく必要があります

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修復ディスク作成方法に関してはこちらを参考にしてください↓
システムイメージを作成する方法(Windows10)
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ただ、あまりパソコンに詳しくない方がBIOS画面を立ち上げるのはリスクが伴いますので、
Windows上でBIOSモードを確認するようにしましょう下向き矢印

 

◆パソコンのBIOSモードを確認する方法◆


デスクトップ画面のタスクバーに検索バーがありますので、「システム」と入力し、
検索結果に出てきた「システム情報」をクリックします

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「システム情報」が表示されたら「BIOSモード」を見てください

この場合は「BIOSモード レガシ」と表示されているので「BIOS(レガシ)モード」です
「UEFI」の場合は「BIOSモード UEFI」と表示されています

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これでお使いのパソコンが、

「BIOS(レガシ)」「UEFI」の、どちらのモードなのか確認が出来ましたウィンク

 
◆それぞれのBIOSモードの違い◆


BIOSとはOSとは別のシステムで、
PCの起動ディスク、起動方法・順位、周辺機器の認識と管理などに使用します
電源を入れたら裏でOSを立ち上げる命令を出しているのもBIOSとなります

そして従来のBIOSをより直感的に分かりやすいインターフェースとした新しいモードがUEFIとなります

下矢印こちらがUEFIの画面です
日本語表記となり、画面も随分と分かりやすくなりました

従来の物がキーボードのみで操作するのに対し、こちらはマウスでも操作出来ます

・UEFIモード
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初心者の方が触るには少し危険なイメージがあるBIOS画面ですが、
UEFIモードであれば、項目が分かりやすいため多少難度は低いと思います

下矢印そして、こちらが従来のBIOS(レガシ)画面となります
昔からパソコンを触っている方なら、こちらの方が馴染みがあるでしょう

・BIOS(レガシ)モード
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1980年代から続くインターフェースで、英語表記のみで色数が少なく、懐かしさすら感じる画面ですね
(一部の機種では日本語表示に設定することも可能です)

それでは、これからもオーエープラザをどうぞよろしくお願いしますウィンク

【HDD/SSDの容量について】スペックの記載と比べ、実際の容量が少ないのは何故か?

おはようございます!
こんにちは!
こんばんは!
オーエープラザ店長の桑原です!

今回はスペックに記載されたストレージ容量と、パソコン上で確認した容量の差について解説します

例えば、「SSD500GB」搭載のパソコンを購入し、中身のデータ容量を見たら「465GB」となっていたという経験はありませんか?

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スペック表記と30GB以上も差があるのですが、
これは不良品でも、手違いでもなく、コンピュータの計算式による仕様なのです

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まず知っておくことは

我々人間は普段、十進法(0,1,2,3,4,5,6,7・・・)という基準で数字を数えますが、
コンピュータは全て二進法(2,4,8,16,32,64,128,・・・)で計算しているという事です

十進法では、1KB = 1000B となりますが、
二進法の場合 1000B というキリのいい数にはなりません

なのでパソコン上では二進法で最も「1000B」に近い「1024B」という数値を「1KB」と定めています

単位が大きくなるほど、このズレも大きくなっていきます

十進法では、1KB = 1000B

二進法では、1KB = 1024B

ですが、これが・・・

十進法では、1GB = 1000 × 1000 × 1000 = 1,000,000,000B

二進法では、1GB = 1024 × 1024 × 1024 = 1,073,741,824B

となり、GB単位だとここまで差が出てきます

ここでSSD500GBを、一つ下のMB表記で計算してみると、

十進法では、500GB = 500,000MB

二進法では、500GB = 536,870MB(小数点切り捨て)

となります

―――――――――

このズレが何を生み出すのかというと、

例えば「SSD500GB」と書いてある商品の場合は、実容量は十進法に基づき「500,000MB」に限りなく近い容量に設定されます

「500GB = 536,870MB」という計算式である二進法に「500,000MB」を当てはめると

二進法上では「500,000MB = 465.7GB」となる
という事です

謎が解けましたね

つまり「SSD500GB」の商品はだいたい「500,000MB」の容量を保証しており、

十進法では、500,000MB = 500GB
二進法では、500,000MB = 465.7GB

と表現されるため、パソコン上では容量が少ないように見えるのです

(※実際、十進法上での500GBを確保しているので少ない訳ではありません)

―――――――――

であれば、販売する時に「SSD500GB」と表記するより「SSD500,000MB」とした方が、より正確なのですが
桁数が無駄に多いと目が泳いでしまいますし、不便ですよね・・・

また時代が進んで、更に上の単位でも同様の問題が生じる事を考えるとキリがないです

現在よく販売されているSSDの容量の
パソコン上での容量は以下の通りです
(左が表記容量、右がパソコン上での容量)

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また、これは別問題ですが
メインストレージにはOSを載せている為、パソコン購入時の空き容量は数十GBのOS分の容量を引いた数値となる事も留意しておいてください

それでは、これからもオーエープラザをどうぞよろしくお願いします!

 

従来の約7倍の速度を誇る「NVMe M.2 SSD」を解説

おはようございます!
こんにちは!
こんばんは!
オーエープラザ店長の桑原です!

HDDの上位モデルのストレージとしてSSDが登場したのは、そう昔の事ではないと思いますが、

早いもので近年従来のSSDよりも更に進化したモデルも登場しています

それがPCIe×NVMe接続を利用した「NVMe M.2 SSD」です

こちらは従来の2.5インチSSDに比べ、理論上約7倍の転送速度を誇ります

更には、既に2280サイズで容量2TBも販売されており

「高速転送×コンパクトサイズ×大容量」を実現した夢のようなSSDと言えるでしょう

HDD→SSDでも起動時間が爆速に上がった感動があったというのに、更に速度が伸びたら一体どうなってしまうんでしょう??

今回はその「NVMe M.2 SSD」について従来の物と何が違うのか、紹介いたします↓

◆SSDの種類◆


■2.5インチSSD
従来のSSDの事です
基盤が格納されており、プラスチックのケースの様な形状をしています

元々ただのSSDと呼ばれていましたが、M.2 SSDが生まれ差別化のためにこう呼ばれるようになりました

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■M.2 SSD
新規SSD規格で、後述のmSATA SSDの後継モデルです
2.5インチSSDよりもコンパクトで、基盤が向け出しになっています
サイズは2242、2260、2280などがあります(2280は幅22mm×長さ80mmを示しています)
そのコンパクトさから薄型ノートPCなどによく使用されています

「NVMe M.2」と「SATA M.2」の2種類が存在し、従来の理論上約7倍の転送速度!と謳っているのは「NVMe M.2」の方です

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■mSATA SSD
M.2 SSDの前のモデルで、あまり見ないタイプですが
M.2 SSDよりも小さく、ノートPCやタブレットPCで使用されています

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◆接続規格の種類◆


■PCIe×NVMe接続
転送速度:最大40Gbps(理論値)

進化した新しい接続規格で、単にPCIe接続、NVMe接続と呼ぶ事もあります
SSDとしての転送速度が大幅に改善された接続規格で、理論上は最大40Gbpsまで対応しています
従来より転送速度の上限が大幅に伸びだおかげで、SSD本来のパフォーマンスを発揮できるようになりました

ただデメリットとして、転送速度の上昇に伴い発熱量が多くなり、コストも相応に高いです

■SATA3.0接続
転送速度:最大6Gbps(理論値)

従来の標準的な接続規格でHDDも2.5インチSSDもこの規格に対応しています
SSDは基本的に転送速度の上限以上の転送速度は発揮出来ないのですが、SATA3.0接続の上限は6GbpsとPCIe×NVMe接続よりだいぶ低いので、SSDが高い性能を持っていたとしても、そのパフォーマンスは出せません
特にM.2の場合は上限を超えてしまう性能の物もある為、NVMe M.2 SSDが存在します

またM.2でも「SATA」と書いてあるものは、SATA接続となります

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◆それぞれの言葉の意味◆


ではPCIeやNVMeは何が違い、どういう意味なんでしょう?

■PCIe
「PCI-Express」の事です
マザーボードにグラフィックボードを挿す端子もPCI-Expressと呼び、同じ技術ですがM.2はスロットが違います
AGP規格に代わる、高速データ通信がおこなえるシリアル転送方式の通信規格です
正式名称は「Peripheral Component Interconnect-Express」

■NVMe
SSDをはじめ、不揮発性メモリを使用したフラッシュストレージのために最適化された通信プロトコルです
PCI Express接続に最適化されたNVMe論理インターフェースを用いて通信しています
正式名称は「Non-Volatile Memory Express」

ざっくり言うと
PCIeはグラボやSSD、USBメモリなど幅広い用途で使われる高速の接続方法
NVMeはPCIe接続に対応出来るようにしたストレージ側の接続規格
という感じに認識してもらえば大丈夫です

■SATA
「Serial ATA」の事です
ハードディスク、SSDや光学ドライブを接続する為のインタフェース規格です
SATA1.0、SATA2.0、SATA3.0とバージョンが上がっていき性能も向上しています

◆M.2 SSDの形状◆


先程も記述しました通り、
M.2 SSDだからと言って、全てがNVMe接続であり、従来の7倍近い転送速度が出せる訳ではありません
SATAタイプのM.2も存在し、こちらはNVMe接続ほどの速度は実現出来ません

■NVMeタイプ M.2 SSD
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■SATAタイプ M.2 SSD
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このようにNVMeタイプとSATAタイプで接続端子の「切り欠き」が異なります
右側に切り欠きがあるM KeyはNVMeタイプ、二箇所切り欠きがあるB&M KeyはSATAタイプとなりますので見分けは可能です

多少商品によって例外もありますが、概ねこの認識で大丈夫です

どちらもM.2スロットに挿せて、互換性があります
(稀にB Keyのみ対応というM.2スロットがありますが、まず見かけません)

◆ベンチマーク性能比較◆


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こちらがそれぞれのSSDのベンチマーク結果です

SSDの製品によりますが、NVMeとSATAの性能差はだいたいこのくらいあります

◆実際の接続◆


イメージがしづらいかもしれないので、実際にどのように接続しているか説明します

ストレージの接続スロットはSATA対応とM.2対応があり、異なるスロットには挿せません
このように対応しています↓

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■M.2接続スロット
マザーボードに「M.2スロット」が付いています

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基本的にマザーボードとM.2が平行になるようにスロットが設けられています
ネジ穴が3か所ありますが、M.2の長さによってネジの取り付け位置が変わります

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またM.2スロットがSATA、PCIeどちらに対応しているかは見た目ではわかりません
ですがおそらくパソコンのスペックに書いてあると思います
(PCIe接続とか、NVMe対応とか一切書いていなければ従来通りのSATAの可能性が高いです)

■SATA接続スロット

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SATA接続スロットは互換性があり、HDDも2.5インチSSDも取り付けられます

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また、SATAケーブルでストレージをマザーボードと繋ぐタイプもあります

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M.2/SATA変換アダプタという商品もあります

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これは、表面にM.2を取り付けられる基盤で、SATA接続スロットに挿すことが出来るので、
M.2スロットがないマザーボードでも、SATAスロットを介してM.2 SSDを利用する事が出来ます

またSATA-USB変換ケーブルという物もあり、
HDDや2.5インチSSDのような内蔵ストレージを外付けストレージのようにパソコンにUSB接続する事が出来ます

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なおNVMeも得意、不得意があり、
得意な部分はその速さを体感できますが、
不得意な部分は従来のSSDとそこまで速度は変わりません

・得意
ファイル、動画、画像のコピー速度
ゲームのロード時間など

・不得意
OSやアプリの起動速度

とはいえ、OSの起動速度は様々な検証結果を参照したところ、
SATA SSD→MVNe SSDでだいたい1~3秒ぐらいは速くなっているようです

流石にHDD→SSDほどの感動はないですが、
まだまだ速くなることに驚きです

それでは、これからもオーエープラザをどうぞよろしくお願いします!