英語配列キーボードは日本語配列キーボードと何が違う?

おはようございます!
こんにちは!
こんばんは!
オーエープラザ店長の桑原です!

今回は英語配列キーボードについてのお話です!

こちらが日本語配列キーボードの実物です
jp_key.jpg

そして
こちらが英語配列キーボードの実物です
us_key.jpg

違いはいくつ見つかるでしょうか?

パッと見た限り両者はさほど違いはないように見えるので
購入後に気づくような事もあるかもしれません・・・

違いが分かりやすい箇所で言えば、英語配列の方は
「ひらがな」がキーに一切書かれていない事です

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英語圏の為に製作されたキーボードなので「かな入力」がないのは確かに当然なのですが、
普段日本語を入力する際に「ローマ字入力」を使用している方には関係ない話なので、案外違和感がないかもしれません

ただし誰でも必ず気づくタイミングがあります!

頻繁に起こりうる「アルファベット入力」と「日本語入力」を切り替えるタイミングです

英語キーボードの左上のキーを見てください

us_left.jpg

ナニコレ・・・?

この場所は日本語キーボードでは「半角/全角 漢字」と表示されており、
本来はアルファベットと日本語の「入力モードの切り替え」が出来るキーのはずですが、、、

このように↓
jp_left.jpg

英語配列キーボードの場合は、この「~」キーを押しても表記してある通りの「~」が入力されるだけです
これでは困ってしまいますね・・・

しかしその機能が無くなってしまったわけではないので、ご安心ください

英語配列キーボードの場合は
「アルファベット入力」と「日本語入力」を切り替える「半角/全角 漢字」の機能は
「Alt」+「~」で可能です

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これはいざ何かの機会に英語配列キーボードを使用する際には必須となりますので、覚えておいて損はありません


他にも違いは色々あります

▼こちらが日本語配列キーボード

jp_key_01.jpg

▼こちらが英語配列キーボードです

us_key_01.jpg

色の付いた部分が違う箇所です

(※テンキー付きの場合でも、テンキー部分にはほぼ違いはないので省略しています)

違う部分で、特に使用頻度の高いのは「エンターキー」です

日本語キーボードの場合、広めの縦長になっている事が多いのに対し、
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英語キーボードの場合、横長な場合が多いので、慣れないうちは上下のキーをタイプミスしてしまったり少し苦労します
us_enter.jpg

他には、日本語キーボードのスペースキーの両隣にある
「無変換」「変換」「カタカナ ひらがな」といったキーは、英語キーボードにはありません

(「Alt」+「~」で日本語モード時に切り替えてから変換します、またスペースやファンクションキーで似たような機能を使用できます)
jp_space.jpg

その代わり、それらのキーがない分、スペースキーが横幅が長めに配置されている事が多いです
英us_space.jpg

また、地味に使用頻度の高い& @ ; : () []などのキーも配置が違うので慣れが必要なポイントです

◆キーボードレイアウトを日本語→英語に変更する設定方法◆


もし英語キーボードなのに、印字通りのキー入力とならない時は、
初期設定が日本語キーボード仕様となってしまっている場合があります

その場合は、Windowsの設定から変更できます

画面左下のWindowsマークからスタートメニューを出し、歯車のマーク(設定)をクリックします

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「設定」ウィンドウが表示されるので、「時刻と言語」をクリックします

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左メニューの「言語」をクリックします

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下にスクロールしていき、「優先する言語」の「日本語」をクリックします

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「オプション」をクリックします

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「言語のオプション:日本語」が表示されますので、下にスクロールしていきます

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「キーボードレイアウト」に現在のキーボード設定が表示されています
(※キーボードレイアウト:日本語キーボード(106/109 キー))

「レイアウトを変更する」をクリックします

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「ハードウェア キーボードレイアウトの変更」が表示されますので、
「日本語キーボード(106/109 キー)」のプルダウンメニューをクリックします

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プルダウンメニューが開いたら「英語キーボード(101/102)」を選択します

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「今すぐ再起動する」をクリックします

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これでパソコンが再起動すると、英語キーボードの印字通りのレイアウト設定に変更されます

また逆に、英語キーボードで、レイアウトも英語レイアウト設定であるけど、日本語レイアウト仕様に変更したい時は
プルダウンメニューで「日本語キーボード(106/109 キー)」を選択すれば日本語キーボード配列に変更できます!

ただしその場合は当然、印字されている文字と異なる設定になりますので注意です
(↑英語キーボードに日本語表記のキーボードカバーを使用するのであれば、問題ないですね)

それでは、これからもオーエープラザをどうぞよろしくお願いします!

無線と一言で言っても色々あります

おはようございます!
こんにちは!
こんばんは!
オーエープラザ店長の桑原です!

そう、無線と一言で言っても色々あるんです

自分も把握するまでにそれなりに時間が掛かりました・・・

そもそも無線とは何か?

有線で接続している箇所を、ケーブルなしでも電波を飛ばすことでアクセス(接続)を可能にした方法ですね

ではパソコン周りで、有線で接続している箇所とはどこか?

大まかに2つに分けると、ルータからパソコンの間と、パソコンから周辺機器の間ですね

これを無線に当てはめてみます↓

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ルータからパソコンの間の無線は、「無線LAN」とか「Wi-Fi」とか呼ばれています

パソコンから周辺機器の間の無線は、「ワイヤレス接続」とか「Bluetooth」とか呼ばれています

これでもう4つも無線に関係する言葉が出てきましたね!

更にこれらには「2.4GHz」と「5GHz」の2つの周波数があります

これらの意味とそれぞれの違いについて解説していきます

◆「無線LAN」と「Wi-Fi」◆


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「無線LAN」と「Wi-Fi」という言葉は厳密には違いますが、ほぼ同義として考えてもらって構いません

無線LANやWi-Fiとはインターネットを繋げる無線通信の事です

Wi-Fi通信を利用するためには、Wi-Fi対応のパソコンが必要となります

非対応であれば、パソコンに無線LANアダプタ(Wi-Fiアダプタ)を挿すことで利用できます

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(↑アンテナのあるタイプとないタイプがあります)

・通信量について

インターネット回線なので、膨大な通信量を使用します

・周波数について

Wi-Fiの周波数はルータによって「2.4GHz」と「5GHz」のどちらか、もしくは両方が利用できます

ただし他の通信との干渉を抑えるためという理由で「5GHz」帯の方が向いています

詳しくはこちらの記事↓
「無線LANの2.4Ghzと5GHzの違いについて」を参照ください

◆「ワイヤレス接続」と「Bluetooth」◆


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便宜上「ワイヤレス接続」と呼びますが、どちらかというと

ワイヤレスマウスとかワイヤレスキーボードとかの周辺機器の方を指し示す言葉の方がメジャーです

ともかくこの場合
「ワイヤレス接続」とは無線アダプタをパソコンに挿すことで周辺機器と通信するタイプの事を言います

ワイヤレスマウスなどを購入すると、必ず対応した無線USBアダプタ(レシーバー)が付属されていますので、

それをパソコンのUSBに挿すだけで利用できます

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それに対して、「Bluetooth」はUSBポートを使用しない無線通信となっています

Bluetoothは、パソコン側からBluetooth対応の周辺機器を電波で検索・アクセスし、通信を可能にしています(ペアリングと言います)

Bluetoothを利用する為には、Bluetooth対応のパソコンが必要となります

非対応であれば、BluetoothアダプタをUSBに挿すことで利用できます

(※ただし「USBポートを使わない」というBluetoothの長所を消してしまうので、この方法はちょっと微妙です、、、)

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両者のメリット・デメリットは以下の通りです

◆ワイヤレス接続◆
メリット
・価格が安い
・レシーバー(無線アダプタ)を挿すだけですぐに利用できる
・Bluetooth非搭載のパソコンでも使える

デメリット

・レシーバーを紛失すると使えない
・USBポートが1つ埋まってしまう

◆Bluetooth◆
メリット
・USBに挿すレシーバーが不要
・タブレットなどのデバイスでも利用可能
・消費電力が少ない

デメリット
・OS上で動作するため、BIOS設定画面では動かない
・ペアリングの設定が必要
・価格が高い

・通信量について

周辺機器へのアクセスはインターネット回線程の通信量は必要としないので、
無線LANと比べると、通信量は微々たるものです

・周波数について

ワイヤレス接続もBluetoothも、基本的に周波数は2.4GHzに固定されています
というか、例外を除きワイヤレス周辺機器は2.4GHzのタイプしか売られていません

2.4GHz同士はお互い干渉してしまいますが、2.4GHzと5GHzでは干渉しないので
周辺機器の無線が2.4GHzに固定されているのに対し、Wi-Fiは5GHzにした方がアクセスは快適になります

◆スマートフォンと無線の話◆


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スマートフォンは無線で利用することが前提で作られているので、
例えばBluetoothなどはパソコンよりスマートフォンの方が親和性が高いです

というよりスマートフォンやタブレットはそもそも接続口自体が少ないので他機器とアクセスするためにはBluetooth通信に頼らざるを得ない面があります
(薄さを重視するあまりイヤホンジャックを排除し、Bluetoothイヤホン推奨となったスマートフォンも出始めましたから、そういう時代なんでしょうね)

また、スマートフォンはLTE/3Gなどの携帯電話用の回線を使用して、基地局からの電波でインターネット接続をしています

しかしパソコンと同じように固定回線であるWi-Fiを利用したインターネットも出来ますし、
Wi-Fiの方が基本的に通信速度が速くなり、長時間のインターネット接続も安定して行えます


・・・
・・

気に留めておく必要はないですが、
先程の周辺機器の無線に関して、非常に例外的な商品も出始めました

その一つが「iBUFFALO 無線(Wi-Fi)レーザーマウス」です

周辺機器なのにWi-Fi通信とは訳が分かりませんが、マウス~パソコンの通信をルータを介して行うようです
10mの距離でも通信可能で、USBを使用せず、Bluetooth非対応のパソコンでも使えるなど、汎用性の高さがウリな商品なようです

もう一つが「ユニーク 5GHz ワイヤレスマウス」です

周辺機器への無線接続は2.4GHzに固定されていると言いましたが、これは例外です

5GHzにすることで2.4GHz帯域の他機器との電波干渉を防ぎ高速化を図った商品なので、
近くに5GHz帯を置かない事が前提ですね

どちらもユニークですが有用な商品なので今後の展開に期待です

それでは、これからもオーエープラザをどうぞよろしくお願いします!

WPS OfficeはMicrosoft Officeの代わりとして使える?

おはようございます!
こんにちは!
こんばんは!
オーエープラザ店長の桑原です!

パソコンを購入する時「オフィスソフト付き」と表記されている場合があります

オフィスソフトというのは
・Microsoft Office
・Microsoft Officeよりも安価なオフィスソフト
・無料のオフィスソフト

の3種に分類されます

当店オーエープラザでは、Microsoft Office付きのパソコンも販売しておりますが、
その他全てのパソコンにも、WPS Officeというソフトを付属しており、プライベート用は勿論、ビジネス用としても問題なくお使いいただけます

では「WPS Office」とはどのような物で、Microsoft Officeと何が違うのか?以下で解説していきます

◆WPS Officeとは◆


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WPS Officeは全世界10億人超のユーザー数を誇り、
Microsoft Office に次ぐ世界シェア2位の総合オフィスソフトです

以前は「KingSoft Office」という名称でしたが、2016年から現在の「WPS Office」にリブランドしました

WPS Officeはオフィスソフトとして有名な「Microsoft Office」の各ソフトとなるべく同じ機能を、低価格で使えるようにと開発されたソフトで、開発元は中国メーカーです

Microsoft Officeの永続ライセンス版が

Personal 32184円
Home&Business 37584円

なのに対して、WPS Office Standard Edition
単体でだいたい5000円台で購入出来ます

このため、Microsoft Office付きで販売しているパソコンは、どうしても値が張ってしまいますが、
Microsoft Office付きの物を除き、全ての中古パソコンにWPS Office Standard Editionをプリインストールをして出荷してしている当社では、低価格でのご提供が維持できております

また、WPS Officeは2020年9月に「WPS Office 2」にバージョンアップし、現在当社でプリインストールしている物もこちらの最新版となります

◆WPS Officeのパッケージ内容◆


WPSは、

ワープロ(WPS Writer)
プレゼン(WPS Presentation)
表計算ソフト(WPS Spreadsheets)

の3つセットがパックになっています

これらはMicrosoft OfficeのWord、Excel、PowerPointに相当し、

WPS Writer は Word
WPS Presentation は PowerPoint
WPS Spreadsheets は Excel

と、ほぼ同等の機能を有していて、それぞれ互換性があります

例えば、Excelで作成されたxls形式のファイルを、WPS Spreadsheetsで閲覧、編集が可能です(逆も可能)

※「WPS Office 2」ではWPS PDFという、PDFビューワーソフトも追加されました

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また両者の編集画面のインターフェースは、
このように少し異なります↓

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◆WPS Officeの機能◆


<Writer / 文書作成>
文字列の方向や段組設定などはもちろん、スペルチェックや文字カウント、ルビ設定にも対応しています
また、図形・画像・表・グラフの挿入、アート文字も設定でき、一般的な文書から、契約書などの専門的な文書のほか、チラシなどの作成も可能です

<Presentation / スライド作成>
画像や動画、文字、表、グラフ、図形を自由に配置でき、アニメーション効果の設定もできるスライド作成ソフトです
講義や会議などでの発表資料のほか、写真を利用したスライドショーなど多彩な資料を作成できます

<Spreadsheets / 表計算>
表計算、データ管理に強く、表やグラフの作成、数式の挿入、値の並べ替えといった基本的な機能はもちろん、自動フィルタ設定やピボットテーブルを利用したデータ集計などの操作も可能です

<WPS PDF / PDF閲覧>
PDFファイルの閲覧が可能です

またWPS Office 2の新機能として、オールインワンモード(上記4つのソフトを同じウインドウ内で起動し、タブ表示/切り替え可能)や、ベジェ曲線を利用したより高度な図形編集も可能となりました

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◆WPS Officeのデメリット&メリット◆


●機能面でやや劣る

基本的にMicrosoft Officeが作成したものをWPS Officeで再現する事はほぼ出来ます

しかしWPS Officeでは一部のフォントが使えない事や、
テンプレートデザインがMicrosoft Officeよりやや少ない事が挙げられます

またWPS Presentationでは基本的なグラフ表示は出来る物の、3Dグラフには対応していないなど
一部ですが出来る機能に差がある場合があります

ただ凝った物を作るのでなければ、Microsoft Officeとほぼ同等の事は出来ると思って大丈夫です

●パッケージ内容が異なる

WPS Officeの「WPS」は
「Writer」、「Presentation」、「Spreadsheets」の頭文字から取っている事から分かるように
この3つのソフトしか入っていません
(※ただ「WPS Office 2」からWPS PDFも追加されています)

つまり、Microsoft Office HOME&BUSINESSに入っている「Outlook」「OneNote」に該当するソフトはWPS Officeにはないのです

ただこの2つはあくまで、メールソフトと多機能メモソフトであって他で代用も出来ますし、
ビジネスに必須というほどでもないので重要性は低いです

(※低価格版のMicrosoft Office Personalの場合は、Word、Excel、Outlookという組み合わせで入っています
こっちはOneNoteはなく、PowerPointの代わりにOutlookが入っているという変則的なパターンですね)

●マクロ機能にMicrosoft Officeとの互換性がない

WPS Office Standard EditionではMicrosoft Officeのマクロ機能は使えません

VBA対応版であればVisual Basicエディタでのコードの閲覧、編集などは可能ですが
「マクロの自動作成機能」はありません
またMicrosoft Officeのマクロ機能との互換性も完全ではないので注意が必要です

●しかしメリットも・・・?

意外なことに、WPS OfficeにはMicrosoft Officeに勝るメリットもあります
それがOSや使用環境を跨ぐ互換性の強さです

WPS Officeはマルチデバイス対応で、様々な環境で使用される事を念頭に開発されており、
WindowsでもAndroidでもiOSでも使えますが、
Microsoft OfficeはWindows以外は非対応です
他のOSで使いたい場合は、そのOSに対応したソフトが必要となります(Office for iPadなど)

またMicrosoft Officeで作成されたファイルは、Microsoft Officeと紐づけがされるため、
別環境に移動した後プラグインが要求されるエラーが出ることがありますが(Google ドライブなど)
WPS Officeはそういった煩わしさはありません

他には、メモリをさほど消費しないのか
WPS OfficeはMicrosoft Officeに比べ動作が軽いです


以上のように、当店のパソコンに付属している「WPS Office」はMicrosoft Officeともさほど遜色なく使えますし、
ビジネスにおいても十分な性能を持っていますのでご安心ください!

またオフィスソフトは工夫次第でビジネス以外にもプレイベートでも活躍します
Spreadsheetsは家計簿にもなりますし、Presentationは写真や文字を並べてスライドショーとしても機能するアルバムにもなりますよ

それでは、これからもオーエープラザをどうぞよろしくお願いします!

Windows10にセキュリティソフトは必要か?

おはようございます!
こんにちは!
こんばんは!
オーエープラザ店長の桑原です!

Windows10には標準で「Windows Defender」というセキュリティ機能が搭載されています

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この機能はWindows8から導入された機能で
市販のセキュリティソフトと異なり、インストールや更新をする必要がないので
それ以前のOSから使用していたユーザーにとっては手間が減り、大変喜ばれました
(※更新は、Windowsの更新の中に含まれます)

Windows Defenderは、少なくとも無料のセキュリティソフトが出来る事はほぼ全て可能なので
登場後は、無料の物をインストールする必要はなくなりました

そしてWindows Defenderのセキュリティソフトとしての性能は、
初期の頃はウィルス定義の誤作動などあれど、バージョンが上がるにつれて格段に強化され
現在では市販のセキュリティソフトと遜色ないレベルまで上がってきています!

正直、新品パソコンを購入した際にプリインストールされているセキュリティソフトも
使い勝手が悪ければアンインストールしてしまっていいと思います

ではWindows Defenderがある以上、
Windows10にセキュリティソフトは必要ないのでしょうか?

答えは、「使い方による」ですね

単純なウィルス対策では、Windows Defenderだけでも充分な性能を持っています
しかし不得意な分野もあります

ではWindows Defenderはどんな性能を持っているのか、
市販のセキュリティソフトの方がいいのはどのような場合か、などを説明いたします

◆Windows Defenderの機能◆


主に以下の機能があります

■リアルタイム保護
パソコンの動作を常時監視して、ウイルスなどの不正なソフトウェアの侵入や、
実行が確認された時にそれらを即時に遮断する機能です

■Windowsファイアウォールによる保護
ファイアウォールによって外部からの不正侵入や、マルウェアによるPCへの不正なネットワークアクセスを防ぎます

■スキャン保護
PCに保存されているファイルをチェックし、ウイルスに感染しているものがないかどうかを探す機能です

■ランサムウェア防止
「コントロールされたフォルダアクセス」という機能をオンにすることで、ランサムウェアがユーザーのデータを勝手に暗号化することからデータを守ります

他、アプリケーションなどの脆弱性を監視して保護する機能などがあります

◆Windows Defenderの性能比較◆


Windows Defenderを含む各セキュリティソフトの性能や速度などを定期的に検証する
「AV-Comparatives」という機関がありまして、彼らの2020年5-6月の調査結果が以下のグラフとなります

下に並んでいるのがセキュリティソフト名で、「Microsoft」となっているのがWindows Defenderです

comparatives2.jpg

緑色になっている部分がテストでもしっかりと脅威をブロックしたという意味なので
緑色の部分が多ければ多いほど信頼度が高いと読み取れます

Windows Defender(Microsoft)は他と遜色ないどころか、
トップレベルのウイルスのブロック率である事が分かります
(昔はもう少し低かったんですが、・・・進化していますね!)

◆Windows Defenderと市販のセキュリティソフトの違い◆


セキュリティ対策は大きく分けて二つに分かれます
一つ目は、ウイルス侵入を防止する対策
二つ目は、個人情報やパスワードなど重要なデータの保護
です

Windows Defenderは前者のウイルス対策に特化しており、
後者の個人データの保護に関する機能はありません

そのため、セキュリティ意識の低いユーザーではやや不安が残ります

市販のセキュリティソフトでは、前者の機能はもちろん、後者の機能も兼ね備えています
具体的には

・迷惑メール対策
・ネットバンキング保護
・VPN(ネット接続元情報を隠すセキュリティ機能)
・PCクリーニング機能

といった機能です

ただし個人利用で、セキュリティ意識を高く持って運用を行えるユーザーであれば、
これらの機能は通常は特に必要ありません

Windows Defenderだけで充分と言えます

ただPC知識の乏しい方や、複数台のパソコンをネットワークで繋いで使用する場合、
または重要な個人情報を扱う法人利用の場合は、市販のセキュリティソフトはデータ保護の強い味方となってくれます

◆Windows Defenderが出来ない事◆


市販のセキュリティソフトが出来て、Windows Defenderが出来ない事は
先程記載しました通り主に個人データの保護にあたる部分などですが、こちらをもう少し詳しく説明しますと、

・迷惑メール対策
受信したメールの中から高い精度で迷惑メールを検出し、フィルタリングします
ただ迷惑メール振り分け機能は、今はどのメールサーバーも標準で付いているはずなので、
それほど重要でもはないかもしれません

・ネットバンキング保護
ネットバンキングの不正預金送信を防止する機能です
本物のバンク/決済サイトかをチェック、証明書のチェック、保護されたブラウザでバンク/決済サイトへ接続など
ネットバンクでの操作を安全なものにします

・VPN
ネット接続元情報を隠すセキュリティ機能で、
送受信するデータを暗号化することにより、データの安全性とプライバシーを確保することができます

・管理機能
管理者がリモートでID/パスワードを管理する機能や、
保護者が子供のPC使用を管理できるペアレンタルコントロールがあります

・サポート窓口
特に外部からの攻撃を受けた際には、電話サポートなどで対応してくれます

主にこれらのサービスが市販のセキュリティソフトの強みとなります

特に
有名企業や金融企業などを装い、アカウント更新のためなどといって
偽装されたURLにアクセスさせ、口座番号やID、パスワードなどを入力させることで個人情報を抜き取るような
「フィッシング詐欺」などには有効です

またVPNはそれ専門の業者も多く、安全のため企業間でのデータ送受信にも多く利用されています

◆セキュリティソフトを導入した場合◆


まずセキュリティソフトをインストールすると、Windows Defenderは自動的にオフ(無効)になるようになっています

Windows Defenderは他のセキュリティソフトと併用出来ないという事です
というより、Windows Defenderに限らず複数のセキュリティソフトを併用する事は基本的に出来ません
無理に入れると最悪PCが起動しなくなってしまいます

セキュリティソフトをインストール後、Windowsセキュリティの設定ページでは
「〇〇(利用しているセキュリティソフトの名前)は有効になっています」と表示されるようになり、
Windows Defenderの機能がOFFに合わさっているのが確認できると思います

★注意★
気を付けたいのが、初年度無料を売りにした市販のセキュリティソフトをインストールした場合です

市販のセキュリティソフトをインストールした時点でWindows Defenderは無効化されますが、
しかし1年経った時点で市販のセキュリティソフトを契約更新しない(または忘れた)場合、
期限が切れてそのセキュリティソフトは無効となります

その際は市販のセキュリティソフトをアンインストールして、
Windows Defenderの機能を有効にしなければなりません

Windows Defenderの機能を有効にしないと、
いずれのセキュリティ機能も働いていない危険な状態でPCを使い続けることになります

※セキュリティソフトもしくはWindows Defenderが、現在有効になっているかの確認は、
この記事の下の方の◆現在有効になっているセキュリティソフトの確認方法◆を参考にしてください

◆Windows Defenderを有効化する方法◆も下の方にあります

◆Windows Defenderの設定方法◆


画面左下のWindowsマークからスタートメニューを出し、歯車のマーク(設定)をクリックします

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「Windowsの設定」が出ますので、「更新とセキュリティ」をクリックします

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「更新とセキュリティ」が出ますので、
左のメニューから「Windows セキュリティ」をクリックし、
「ウイルスの脅威と防止」をクリックします

vuirus.jpg

「ウイルスの脅威と防止」が出ます
この画面でWindows Defenderの各機能の設定や、ウイルス対応状況の閲覧が出来ます

vuirus2.jpg

◆現在有効になっているセキュリティソフトの確認方法◆


先程の「ウイルスの脅威と防止」の画面で
左下の「設定」をクリックします

settei.jpg

「設定」が出ますので、
「プロバイダーの管理」をクリックします

settei2.jpg

「セキュリティープロバイダー」が出ます
「ウイルス対策」の下に現在有効になっているセキュリティソフトが表示されています

現在は「Windows Defender ウイルス対策は有効になっています。」と表示されていますが
セキュリティソフトを入れたら、そのソフト名に変わります

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◆Windows Defenderを有効化する方法◆


先程の「ウイルスの脅威と防止」の画面で
「ウイルスと驚異の防止の設定」の下の「設定の管理」をクリックします

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「ウイルスと驚異の防止の設定」が出ますので、
「リアルタイム保護」「クラウド提供の保護」「サンプルの自動送信」の3か所を
「ON」にすればWindows Defenderは有効化されます

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まとめると
ウイルスに対する防止はWindows Defenderだけで充分ですが

ネットバンクを利用する際に不安がある方、
ID、パスワードの管理に不安がある方、
詐欺対策に自信のない方、
セキュリティに万全を期しておきたい方、
セキュリティソフトに欲しい機能がある方などは、

市販のセキュリティソフトを導入するといいでしょう

————————-

また上記で、セキュリティ意識の低いユーザーだとWindows Defenderだけでは不安と書きましたが、
では具体的に、セキュリティ意識とはどのような物を持てばいいのでしょうか?
例えば、

特定されやすいパスワードを使用していないか
ID、パスワードをデスクトップなどに置いていないか
個人特定につながる情報を、SNSなど不特定多数が閲覧できる環境に出していないか
安全が確保されていないサイトをクリックしていないか
金銭に関する詐欺サイト、詐欺ショッピングサイトに注意しているか
有名サイトとその偽サイトの区別がどこで付くか理解しているか
金銭に関するサイトで決済画面だけ、別のドメインにジャンプしていたらそれに気づけるか
偽サイトに誘導されたとき、それに気づけるか
明らかにそのサイトに不必要な個人情報を求められていないか
日本語がおかしいメールに注意しているか
有名サイトなどから注意喚起や更新のお願いのメールが来た際、
送信元メールドメインや添付されたURLが、怪しいものでないか確認したか

等々ですね

とにかく騙されない事、そして個人情報を自身で保護する事、これらが自己管理出来ていれば問題ありません
自信がなければPCに詳しい方に頼るのも手ですね

それでは、これからもオーエープラザをどうぞよろしくお願いします!

主要パソコンメーカーをチェック!

おはようございます!
こんにちは!
こんばんは!
オーエープラザ店長の桑原です!

パソコンの購入を検討する要素として、
主に見られるのがPCスペックや価格だと思います

しかしいざとなったら、判断材料としてメーカーで選ぶのもアリです

結局のところデザイン、カスタマイズ性、耐久性、信頼性、ターゲット層などスペックの数字に表せない部分は、メーカーやシリーズで判断することになります

そこで参考までに、主要なパソコンメーカーの特徴をまとめてみました

※注意・・・当社で扱っている中古パソコンは主に法人向けモデルが中心なので、下記での個人向けモデルの説明とは内容が異なる場合があります
また、中古市場では価格に関する傾向も多少事情が異なっていますので、ご留意ください

◆HP(ヒューレット・パッカード)◆


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低価格からハイエンドまで網羅する大メーカー

主なシリーズ:ProBook、EliteBook、ProDesk、EliteDesk

アメリカの大手パソコンメーカーで日本にも支社(日本HP)があります
こちらは「MADE IN TOKYO」の目印が示す通り、東京で生産されており国産の信頼性があります
安価なモバイルからハイエンドまでを展開し、販売台数で世界シェアトップクラスです

一通りのパソコンを扱っていて、ノートや小型デスクトップが人気です
ビジネスモデルやモニター一体型、スリムデスクトップなども得意で、扱うモデルがとても幅広いです

「薄さ・軽さ」のこだわりと、デザイン・高級感を重視したオシャレな個人向けノートが主力ですが、
近年、ゲーミングPCにも力を入れ始めています

世界基準で見てもトップクラスのメーカーなので技術力も高く、
そして、価格も性能と比べると安めの設定なのが嬉しいポイントです

デザイン・コスパ・性能・そして豊富ラインナップと非の打ちどころのないメーカーと言えます

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▼HP(ヒューレット・パッカード)のノートパソコンはこちら

▼HP(ヒューレット・パッカード)のデスクトップパソコンはこちら

◆富士通(FUJITSU)◆


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老舗ブランドによる高品質な国産パソコン

主なシリーズ:LIFEBOOK、ESPRIMO

1993年から販売されている老舗ブランドの1つです
LIFEBOOKは島根県出雲市、ESPRIMOは福島県伊達市で設計から製造まで行われており、高品質な国産をアピールしています
国内PCシェア率No.2の富士通は認知度も高く、子どもから高齢者、さらに初心者にも選ばれています

ノートパソコンやモニター一体型、2in1タブレットPCなどを扱っています
初心者向けの製品が多めですが、ビジネス用のパソコンにも力を入れています
中でも主力は軽量ノートの分野で、ライバル社のNECと毎年「世界最軽量」争いをしているようです

※UHシリーズのWU2/D2は13.3インチワイド液晶搭載ノートとして世界最軽量の約698gを達成しています
(2019年6月1日時点)

高齢者を重視したデザインやサポートを行っているのも特徴で、
分かりやすさ、初心者向けをモットーとした設計を行っています

また富士通は性能世界一に輝いたスーパーコンピューター「富岳」を理化学研究所と共同で開発をしており、その技術力の高さが伺えます

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▼富士通(FUJITSU)のノートパソコンはこちら

▼富士通(FUJITSU)のデスクトップパソコンはこちら

◆NEC◆


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エントリーモデルに最適なラインナップ

主なシリーズ:VersaPro、LaVie

国内シェアトップクラスのNECは主にビジネスユースよりも、ビギナー向けです
2011年まではNECの個人向けPCのブランド名でしたが、現在はLenovoとの合弁会社が企画・開発を手掛けています

テレビ兼用など、映像や音響を重視した個人向けのAVパソコンが主力です
ただ趣味での一般利用を想定しているものが多く、ゲームや高度な作業には向かないことが多いです
また、ビジネスモデルは、ほぼ法人向けとなっています

とにかく初心者でも始めやすい環境が整っており、初めてのパソコンには打ってつけです

近年はモバイルノートや、スリム型デスクトップも扱っており軽量化に力を入れているようです

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▼NECのノートパソコンはこちら

▼NECのデスクトップパソコンはこちら

◆パナソニック(Panasonic)◆


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ビジネスの定番、タフネスモバイルノートパソコン

主なシリーズ:Let’s note

国産PCメーカーで神戸の工場で生産されています
数あるパソコン会社の中でも、特にPanasonicは格別な品質へのこだわりがあります

公式サイトでも「高額でも選ばれる理由」と謳っているように、
性能に関しても、価格に関しても特段にハイレベルです

ビジネス用のノートパソコン「Let’s note」のみを扱っていて、
こちらはシリーズとしては1996年から今に至るまで長年進化を続けてきました
そして現在はノートPCの中でも最高峰の品質を誇ります

軽量、小型、高耐久、携帯性、強固なセキュリティとビジネスユースに必要なすべてを高い水準で兼ね備えており、
外出先での使用を考慮した長時間バッテリーも持ち合わせています

とりわけ頑丈さは類を見ないレベルで、衝撃に強い天板のおかげか、
多少落としたりぶつけても問題なく起動すると話題になっています

「軽くて丈夫で長時間駆動」
ビジネスマンが購入するパソコンとして常に候補に挙がるノートPCです

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▼パナソニック(Panasonic)のノートパソコンはこちら

◆東芝(TOSHIBA)◆


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ノートパソコンの祖、死角のないラインアップがウリ

主なシリーズ:Dynabook

2018年末に東芝のパソコン事業はシャープに買収され、名称も「Dynabook株式会社」に変わりました
ただ、運営体制に変化はなく、今も東芝のパソコンだと考えておけば良いでしょう

技術力が高く、ノートパソコンの祖といえるDynabookシリーズは、
モバイルノートから大画面ノート、タブレットから2in1までさまざまなスタイルの製品をラインアップしています

耐久性・セキュリティの高さはトップクラスで、このあたりはパナソニックと共通点がありますが、
さらにこだわっているのが「液晶(画質)と音質(スピーカー)」です
パソコンで音楽を聴く人や音の編集をする人にピッタリで、いい音・キレイな液晶は作業も捗らせてくれます

国内大手家電メーカーの東芝という巨大ブランドだからこそ
品質、信頼性を重視した安心の作りは初心者にもビジネスマンにもおすすめです

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▼東芝(TOSHIBA)のノートパソコンはこちら

◆Lenovo(レノボ)◆


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圧倒的なコストパフォーマンスが魅力

主なシリーズ:ThinkPad

中国のパソコン会社で、出荷台数では世界一を誇ります
2004年にIBMのPC部門を買収し、ThinkPadブランドも手掛けるようになりました

Lenovoのパソコンは基本的にコスパ重視で価格設定が低めです
ビジネス用のパソコンが中心で、小型の物が多く、頑丈さと安定性に優れています
特にキーボードの操作性に定評があります
デザインは全体的に無骨なビジネスユーザー向けなイメージですが、近年個人向けのオシャレな製品も出し始めたようです

コスパと耐久性、そしてキーボードの使いやすさを求めるなら、Lenovoのパソコンはピッタリです

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◆Dell(デル)◆


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目的で選べる豊富なラインアップ

主なシリーズ:Latitude、OptiPlex

BTOでの販売をいち早く手掛けた米国のパソコンメーカーです
世界的にシェア率が高いメーカーで、高い量産力を持ち
ビジネスモデルを中心に幅広い業界で長年利用されてきました

使い勝手やカスタマイズ性を重視しており、品質に関しても様々なテストを行うなど信頼性の高いメーカーです
とにかく安く、デザインや追加機能よりもコストパフォーマンスを最優先した製品開発が特徴です

また目的で選べるラインアップの豊富さも魅力の1つです
多少コストは上がるものの、性能重視なゲーミングのパソコンブランドもあります

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敢えて上記には書きませんでしたが、
初心者向けPCを販売しているNECや富士通などは特に充実したサポートが受けられるのが利点ですが、
中古パソコンでは基本的に無償でのメーカーサポートが受けられません
ですが、技術面以外の内容であれば中古販売店が様々なサポートを行っていますのでご安心ください

何より
あのメーカーの高品質モデルが手の届く価格で手に入る!
パソコンってもっと値が張ると思ってた!
使い心地も新品と大して変わらない!

というのが中古パソコン市場の楽しみ方であり、醍醐味ですね

また、中古と言うと壊れやすいイメージがあるかもしれませんが、
ストレージなどパソコンの中でも特に壊れやすいパーツを新しく交換して、
ガワだけそのままで販売していることが多いので寿命、耐久性もそれほど新品と大差なく使用できるのです

特に「ハイブリッドパソコン」という販売形態は、
中古のPCにパソコンの寿命と速度に影響する3つの部品(メモリ、SSD、ドライブ)を新品に交換しているので
新品と異なる点は、ほぼ外見だけとなり安心してお使いいただけますよ!

それでは、これからもオーエープラザをどうぞよろしくお願いします!